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本の臭いを取る方法
古本屋が嫌うものに、本の臭いがあります。
本は、比較的顔の側で読むものですので、読者にとって臭いは気になるものですし、クレームの原因ともなります。
特にタバコの臭いはとれないので、買取不可になることがあります。
タバコを吸う方で、本のある部屋の中で吸っている場合、買取価格はゼロになるものと考えてください。煙の燻製になった本は、古本屋では扱えません（臭いが取れません）。
本の臭いを軽減する方法
タバコの臭いはともかく、本は紙でできているため、部屋の臭いを結構吸収しています。
家庭には様々な臭いがあるため、本が変な臭いになることがあります。
古本屋に買取依頼する前にやっても、ほとんど変わらないと思いますが、多少の軽減効果のある方法を、ここで解説します。
重曹は、スーパーや薬局、100円ショップなどで手に入ります。
重曹には、臭いを吸着する効果があり、また元々は口に入れても問題のない成分でできていますので、安心して利用できます。
重曹は、細かい粉末ですので、そのまま本にかけるととれなくなります。
本の臭いを取る場合、飛び散らないよう古い靴下や巾着袋などに重曹を入れて利用します。ティッシュやキッチンペーパーでくるむのもいいと思います。
本を密閉された箱の中に入れ、そこに上の方法で包んだ重曹を入れます。
この状態で、臭いが取れるまで、密閉します。臭いの強さによりますが、ある程度時間は必要ですので、そのまま放置します。
芳香剤などと違い、重曹そのものは臭いがありませんので、別の臭いがつくことはありません。
本のページの奥、本を開いた際、閉じ部分から臭いがする場合、重曹では脱臭しきれない場合があります。
この場合、本当にめんどくさいですが、新聞紙を使って臭いを吸着させることができます。
これは、1ページごとに新聞を挟み込んでいくものです。
数ページごとでもいいですが、とにかく面倒くさいですので、よっぽど大事な本にしか利用できない方法だと思います。
また、長期間、新聞紙をそのままにしたり、新聞を引き抜く際に、乱暴に扱うと新聞のインクが本に移ります。これも気をつけたいポイントです。
本に臭いが移るのは、仕方のない現象です。これを防ぐには、部屋自体の臭いを減少させることが大切です。
特に、タバコの臭いをとるには、本当に時間がかかります。自宅でできる脱臭作業程度では、数年経っても臭いが残ります。
タバコ部屋に置いてあった本を古本屋に売る場合、基本はゼロ査定であり、最初から売りに出さないことをお薦めします。