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本当の高額買取店はどこにある?

ぶっちゃけて言いますと、ネット上にある古本屋の買取価格は、ほとんど同じだと思っていいです。
もし、状態がほぼ同じ本を同時にネット古本屋に買取依頼をすれば、ほとんど同じ査定額が返ってくるでしょう。

 

ですから、手元の本が新しく、特別に人気があるものではない場合、買取価格は概ね定価の10分の1だと思ってください。
つまり、500円のコミックであれば50円となり、1000円のビジネス書であれば100円になります。

 

ただし、発行日から日が経過すればするほど、買取価格は右肩下がりになります。
出版直後の最大買取が1割であり、その後は徐々に下がるものと考えておきましょう。

査定額がほぼ同じ価格になる理由

査定額が同じってことは、古本屋は裏で繋がっているとか、談合でもしてるとか、そんな陰謀論みたいな話があるわけではありません。

 

昨今、ネット古本屋の重要販売ルートの一つが、Amazon経由になっているのがその理由なのです。
Amazonでは、本の価格を他店や個人の出品物と、簡単に比較できます。

 

そのため、より早く確実に売るには、他店との価格競争が必須になります。電化製品の価格が、あれだけ激しく争っている大手家電量販店間でほとんど差が出ないように、古本販売も今や価格競争から逃れられません。

 

また、Amazonでは、送料の関係上、最低価格を1円に設定することができます。
近所の古本屋でも、一番安い本が1円ということはありません。売れても利益になりませんから、もし1円で売る羽目になるくらいなら、普通は処分します。

 

しかも、1円本になるまでの時間は、徐々に短縮傾向にあり、人気本であればあるほど、ヒット作であればあるほど、この流れから逃れられません。

 

今のネット古本屋では、価格競争に負けないように、自動的に価格を変更するプログラムを導入しています。これは、当然買取にも反映されますので、結果的にAmazonでの価格競争が激しくなることで、買取価格も落ちていくわけです。

結局どこの古本屋が一番高いのか?

価格競争に巻き込まれないためには、自社サイトで買ってくれる顧客を持つことが重要です。
というのも、Amazonで中古本を購入する場合、基本的は1点ごと買う方法しかありません(Amazonが発送代行している商品を除く)。

 

欲しい本が1冊だけならいいのですが、数点になる場合、1冊ごとに送料もかかり、買い手側にとっては結局高くつく買い物になります。
また、漫画などシリーズものは、一気に買いたいということも多いでしょう。その場合、全巻セットなどは手に入れる面倒もなくお薦めなのですが、Amazonでは見つけにくいのが現状です。

 

そんなとき、自社サイトを持っている古本屋は、売り方に工夫ができるため有利なのです。
基本的に、一定額の購入で送料無料になりますから、まとめ買いやついで買いも期待できます。漫画などのシリーズ本をひとまとめにした全巻セットなどの販売も簡単です。
セールも自由に行えますし、顧客のデータがありますから画面上でのお知らせやメルマガの配信も可能です。

 

これなら、他店との価格競争があっても、最低価格は新古書店の均一棚価格である100円程度までで抑えられ、古本屋にとっても最低限の利益は生み出せるわけです。
ですから、買取価格が高い古本屋とは、自社サイトにどれだけ力を入れているかで決まる、といっていいでしょう。

自社サイトに力が入っているか調べる方法

もし、時間があって、手間をかけてもいいのであれば、自社サイトに力を入れているかどうかを調べることができます。

 

まず、現在、人気のある本のいくつかをピックアップします。
その本のタイトルを、Amazonと自社サイトの両方で検索します。Amazonでは、中古本の一覧をクリックすると、販売業者の一覧を見ることができます。

 

もし、この中に買取依頼予定の古本屋があり、しかも自社サイトで同じ本を売っていない場合、Amazonに注力していると見ることができます。
Amazonでは品切れを起こさないよう、在庫は別にしてありますので、どちらを優先しているかが分かるわけです。

 

もし、Amazonにしか在庫がなければ、他と大して変わらない買取価格になります。
もし、自社サイトにしか在庫がなければ、その本の販売価格にもよりますが、買取価格の上乗せが期待できます。

 

もちろん、これはあくまで期待値です。実際に、買取価格が高くなるかどうかは、依頼しなければ分かりません。ただ、調べてみる価値はあるかと思います。